災害に強いLPガス

全ての人が安心して暮らせる社会を、LPガスは支えています。

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災害時に強い分散型エネルギー

LPガスが「災害に強い」と言われる最大の理由は、「分散型」と呼ばれる供給形態にあります。1戸ごと個別に供給しているため、配管など供給設備の点検も短時間で済み、異常があればその場で修理することができるので、迅速な復旧が可能です。

また、一般家庭で使われる50kgボンベには、標準的家庭(4人家族)の約2ヶ月分のLPガスが入っています。仮に50kgボンベに10%しか残っていない状態で大震災が発生し、LPガス販売店からの供給が一時的に途絶えても安全確認が出来れば約1週間は使用出来ます。(写真提供:(株)石油化学新聞社)

二次災害にも強いLPガス

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震災で「地震災害」とともに恐ろしいのが「火災」を伴う二次災害ですが、LPガスは二次災害にも強いという優れた特性をもっています。
新潟中越地震や阪神・淡路大震災ではLPガスに起因する火災はなかったと言われています。
例えば、阪神・淡路大震災において神戸市では地震災害発生から10日間で175件の火災が発生しました。その中で原因が特定できた68件を原因別にみると、主に電気機器・装置や配線に関する電気に起因するものが最も多く38件となっており、石油や都市ガスを燃料とする器具等に関係する火災が続いています。
これは、LPガスが個別供給であり、震度5相当以上となると自動的にガスの供給を遮断するマイコンメーターが各家庭に設置されており、それが有効に機能したことや、お客様による容器バルブの速やかな閉止によるものと考えられます。(グラフは新潟中越沖地震におけるライフラインの復旧状況、出所:(株)石油化学新聞社)

地震災害に強いLPガスといえども、LPガス容器等の供給設備やコンロ等の消費設備がなければ持てる能力を発揮することはできません。
地震災害時に迅速かつ適切に対応するためには、平時からの準備が強く求められるところです。